浜口書庫

富江は

「極上のスルメ」がある。

70年以上続く歴史

富江に工場を持つ山戸海産は、昭和20年代から親子3代にわたって海産物の加工卸を営んできました。主に水イ力や海藻類、キビナゴ、ウニなど、地物にこだわって扱っています。名物は、創業当時から取り扱ってきた水イカのスルメと、一夜干し。 水イカを使ったスルメと一夜干しは、他に類を見ません。どちらもギュッと凝縮された水イカの風味を存分に味わうことがでぎると大変好評です。



五島の水イカ

ところで、水イカという名前をはじめて聞いた方もいるかもしれません。これは九州地方での呼び方で、一般的にはアオリイカのこと。五島列島は一年を通して水イカがよく釣れることで有名です。
沿岸で取れるイカとしては大型で、大きいものだと胴の長さが50cm以上、重さは5kgを超えるものもあるそうです 。五島列島では防波堤から工ギングで釣れるイカとしてお馴染みですが、漁獲量としては少なく、高級食材として扱われています。身は肉厚で弾力性に富み、噛むほどに旨みや甘みが滲み出てぎます



鮮度にこだわった製法

山戸海産では、その五島の水イカの旨みを最大限に引き出すため、鮮度にこだわって手作業で加工をしています。冷凍物は使用せず、その日に水揚げされたものを、その日のうちに内臓を取り出し、干すところまで加工す るのです。
原則は天日干しですが、湿度や天候によってはあえて冷風乾燥機を使い、品質を維持することもあります 。大きさにもよりますが、スルメが仕上がるまで早いもので4~5日、大きいものだと10日間ほどかかるそうです。乾燥させているあいだ、熟練の技で形が整えられます。こうすることで乾燥が速くなり、また、美しい見た目に仕上がります。製品完成後は、劣化を防ぐためマイナス30度以下の冷凍庫で保存されます。



限られた加工時期

また、秋から冬 に取れる水イカのみを使用していることも特徴です。例年、9月末ごろから加工を始め、品質が落ちる前の2月初旬をめどに加工を終えます。この時期の水イカはまだ成長しきっておらず、身は厚くて柔らかく、旨みや甘みが非常に濃いからです。水イカが 成長を始めると、体の中に卵巣や精巣が作られ、風味が落ちてしまうのです。産卵を控えた春頃の水イカのほうが身は大振りですが、そのぶん身は硬く、味が薄くなってしまうため、山戸海産で使用することはありません




こうして丁寧に作られた水イカのスルメと一夜干しは無添加とは思えないほど濃厚な風味に仕上がります。いちど山戸海産の水いかのスルメを味わってしまうと、ほかのスルメでは満足でぎなくなるかもしれません。
また、水イカの内臓だけを使った塩辛も絶品ですので、ご一緒に試されてみてはいかがでしょうか。 山戸海産では、ほかにも瓶詰めの塩ウニやからすみといった高級食材、昆布やアオサといった海藻類といった商品も取り扱っています。全国への発送もしているので、浜口水産と並ぶ富江の味を、ぜひご自宅でご堪能ください。




▷▷山戸海産
  • 住所   :   長崎県五島市富江町富江195-10
  •  
  • TEL   :   0959-86-0104
  •  
  • FAX   :   0959-86-1120